1アマにおける複素数の必要性
最近の1アマの試験の傾向の一つに複素数が出ないという特徴があります。
複素数といえば j^2=-1という非常にとっつきにくい概念です。
さて、この複素数を最初から捨てて試験に挑むのは得策といえるかどうかは意見がわかれるところです。
やはり無線工学の基礎には虚数がベースになっている部分がありますので、テキストに載っている簡単な問題は解けるようにしておけば良いと思います。
令和元年8月期、12月期、令和2年9月期の3回連続で複素数の問題が出ていないので、もう出ないかもしれないと判断するのは少し早計かもしれません。
平成27年8月期以降消えたと思っていたキルヒホッフの法則が令和元年8月期に復活したときには意表を突かれた気がしました。ヤマを張った勉強はダメだなぁと痛感しました。
話を複素数に戻しますが、昨今の1アマ国試は運に左右されがちなので2〜3回受ける覚悟でまんべんなく勉強するほうが良いと思います。
複素数を勉強せずに試験に挑んでダメだった場合、2回目の試験で結局勉強し直すことになりますから、一回目の試験は基礎を大切にするつもりで挑んだほうが良いと思います。