S.H

さいたまSH221 JJ1VAGのブログです。ただのログです。

1アマ 令和2年12月A-19

令和2年12月 A-19

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令和2年12月のアンテナの出題はベーシックな折り返し半波長半波長ダイポールの問題でした。

半波長ダイポールと折返し半波長ダイポールの特性は以下の通りです。

【半波長DP】

73Ω    2.15dB   λ/π   8の字

【折返し半波長DP】

292Ω   2.15dB   2λ/π   8の字

 

実効長が λ/π → 2λ/π で2倍となり2が誤っているものになります。

 

 

 

1アマ オペアンプ

オペアンプは1アマに高頻度で出題されます。

特にひねりがある問題はないので得点源にできます。

 

令和2年12月 A-9 

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上記は反転増幅回路の典型問題。

①増幅度はR2/R1 

 数字が入っていても当てはめれば簡単に増幅度の計算ができます。

 

②位相差はπ 

   オペアンプの電源に「±」の両電源を供給している場合、反転増幅回路では「+」極性の信号が入力された場合、出力は「-」極性に、「-」 極性の入力信号の場合は「+」になります。交流信号を入力した場合は反転増幅回路は位相が180°反転した信号を出力します。

 

③反転増幅回路

 これが反転増幅回路の型です。

 

 よって正解は3となります。

    

令和2年9月 A-10

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増幅度A=32/4 

             =8

 

          8=2^3

 

       電圧利得にするには 20log10(  ) を使う。

  20log10(2^3) 

       20*3log10(2)

       20*3*0.3=18dB

 

     正解は5となります。

 

令和元年12月 A-9

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負帰還増幅回路の公式

V out/V in = A / (1+Aβ)

            20 = 100000 / ( 1 + 100000β)

       

            1 + 100000β ≒ 100000β

 

           20 = 1/β

              β=0.05

         よって3が正解になります。

 

 

傾向として毎回1問オペアンプが入りますので注意が必要です。バリエーションが上記の3パターンほどになるのでこれらを抑えておけば大丈夫です。

 

1アマ 令和2年12月 A-16

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ツェナーダイオードの許容電力=1W 

ツェナー電圧=4V だから

1(W)=4(V)*I

 I=0.25(A)

      250mA

 

流入力電力は8Vだが、ここでは使わない。

ツェナーの電圧4Vを最大値とする。

V=IR より

4=0.25*R

R=16(Ω)

 

よって正解は4となります。

 

 

1アマ 令和2年12月 A-10

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コルピッツ発振回路=直列コンデンサ

ちなみにハートレー発振回路=並列コンデンサ

 

今回は直列コンデンサ→C= C1*C2 / C1+C2

 

C = 400*400 / (400+400) 

    =200 pF

 

1/π = 1/ 2π√(LC)

   1 = 1/2√(LC)

   1/√(L*200)=2

 

   1/ L*200 =4

    L=1/800  

      =1.25*10^3

      =1.25 mH 


  よって正解は2

 

 

カーネルから一言

1アマではコンデンサの直列がポイントになる。

C=C1*C2 / C1+C2 型のトラップを解除できれば罠に嵌められることはない。

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1アマ 令和2年12月 A-4

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共振時インピーダンス Zr=10*10^3

 

Zr= L/Cr

10*10^3=8*10^-6 / C * 4

C=200*10^-12

 

  正解は5

 

カーネルから一言

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Zr=L/Cr がわかっていれば簡単に倒せる敵。

古典的なトラップなので気をつけて欲しい。

 

 

 

 

 

1アマ 令和2年12月 A-3

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Cs Rsの並列回路インピーダンスZs

Zs=(Rs*1/jωCs) / (Rs + (1 / jωCs))

    =  Rs / 1+jωCsRs 

 

Cx Rxの並列回路インピーダンスZx

Zx=(Rx*1/jωCx) / (Rx + (1 / jωCx))

    = Rx / 1 +jωCxRx

 

平衡条件よりZs*RB=Zx*RA

RsRB / 1+jωCsRS = RxRA / 1+jωCxRx

 

RxRA(1+jωCsRS) = RsRB(1+jωCxRx)

 

ここまで来ればもう少しです。

 

RxRA + jωCsRSRxRA = RsRB + jωCxRxRsRB 


実数部分だけ見ます。

 

    RxRA = RsRB

    Rx= RB/RA *Rs  答え

 

次に虚数部分だけ見ます。

jω Cs Rs Rx RA = jω Cx Rx Rs RB


    Cs RA = Cx RB

    Cx = RA/RB*Cs  答え

 

よって正解は4となります。

 

カーネルより一言

RとCの平列回路の合計インピーダンスをすぐ出せるように何度も訓練するべし!

そうすれば敵の仕掛けた爆弾は簡単に解体できる!

 

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1アマ 令和2年12月 A-1

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令和2年12月期の1アマは1問目から新問題が登場しました。

 

コンデンサの公式はC=ε(S/d)

分母にd があるので平行板の間隔が開けばCが小さくなり、逆に間隔が狭ければCが大きくなります。

 

今回の問題はSが当初から設定されていないので仮に10cm^2としておきます。

左図のコンデンサのCを求めてみると

ε=1 S=10cm^2    d=1cm=10mm

C=1(10cm^2/10mm)    よってC=1と仮にします。

 

次に右側のコンデンサを見てみます。

コンデンサの空間部分は8mmなので

C=ε(S/d)  より

C=1(10cm^2/8mm) 

C=10/8  

となります。

 

4mmの部分の誘導体を仮にC=Xとすると

 

直列のコンデンサの合計は

10/8+X  /  10/8X  となり

右図と左図の静電容量が同一であることから

10/8+X  /  10/8X =  1  となります。

X=5

 

ε(S/d)=5

ε(10cm^2 / 4mm)=5

ε=2となり4mmの誘導体の比誘電率は2が正解となります。