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さいたまSH221 JJ1VAGのブログです。ただのログです。

1アマ 令和2年12月 A-1

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令和2年12月期の1アマは1問目から新問題が登場しました。

 

コンデンサの公式はC=ε(S/d)

分母にd があるので平行板の間隔が開けばCが小さくなり、逆に間隔が狭ければCが大きくなります。

 

今回の問題はSが当初から設定されていないので仮に10cm^2としておきます。

左図のコンデンサのCを求めてみると

ε=1 S=10cm^2    d=1cm=10mm

C=1(10cm^2/10mm)    よってC=1と仮にします。

 

次に右側のコンデンサを見てみます。

コンデンサの空間部分は8mmなので

C=ε(S/d)  より

C=1(10cm^2/8mm) 

C=10/8  

となります。

 

4mmの部分の誘導体を仮にC=Xとすると

 

直列のコンデンサの合計は

10/8+X  /  10/8X  となり

右図と左図の静電容量が同一であることから

10/8+X  /  10/8X =  1  となります。

X=5

 

ε(S/d)=5

ε(10cm^2 / 4mm)=5

ε=2となり4mmの誘導体の比誘電率は2が正解となります。